41歳独身女のドン底日記

彼氏なし友達なし定職なし、でも幸せになりたいのです。

車なし女ひとり旅 長崎五島列島編② 

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旧鯛ノ浦教会。詳細は記事にて

 

五島への旅と言いながら、前回は港から出もしないで超中途半端に終わってすみません!

今週、無事に帰ってきたので、これまでの旅の記録をまとめていきたいと思います。

 

五島列島上五島下五島で特色が分かれる理由

前回書いた通り、旅の1日目は福江島行きの船が欠航したので上五島・有川へ。

車が運転できない私は、電動自転車をレンタルして行ける範囲で周辺をまわるプランを選択。ただ、ネットで調べた限り、有川港周辺の宿はどこも満室で、これから1軒ずつ連絡して空きを探すことに。

 

実は、この時点で私はそんなに深刻になってはいませんでした。もし宿が取れなければ、波が収まるのを待って夕方にでも福江港に渡ればいい、五島列島最大の島である福江島なら有川よりずっと宿泊施設が多いだろうから難なく見つかるはず、と思っていたのです。同じ列島内なんだから、当然、港同士行き来できるものと信じていました。

しかし、それは思い込みでした…。

 

これから五島に行かれる皆さん、上五島・有川港から福江島行きの船は出ていません!!

福江島に行くなら、奈良尾港という別の港から出港しなければなりませんが、そこまで車(バス)で1時間以上かかるのです。

ちなみに、佐世保港から出港する上五島行きの便は、有川港行きのほか、宇久島行き、小値賀島行きがありますが、これらどれもが直接福江島には行けません!

つまり、上五島下五島は行き来がかなり不便!このために、同じ五島でも風土や文化が違っているのです。

 

宿を予約していないぐらいで、観光案内所のお姉さんが過分に心配したように見えた理由がようやくわかりました。

もし、有川で宿が見つからなければ、1日に数便しかない奈良尾行きのバスに乗って1時間以上かけて港へ行き、さらに福江島への船が出港するかをじっと待たなければならないのです。そして、欠航ならそこから奈良尾港周辺の宿を探さなければなりません。この、どれもが確定しない綱渡りのようなスケジュールの不安感ときたら。こんな状況になったら、待っているだけで時間を浪費し、結局1日何もできないまま終わることは目に見えています。

 有川で何としても今日の宿を確保しなければ!

 

意気込んで宿を探し始めるも…

さて、皆さんは宿選びの際、何を重視しますか?

素泊まりで安く泊まって食事は名物を外食で楽しむという人もいれば、多少料金が高くてもせっかくなら非日常的な贅沢を満喫したいという人もいるでしょう。私の場合は、1にも2にもアクセスのよさが最重要

時間がある限りあちこち動き回りたいので、早めに宿に入ってのんびりという過ごし方は私には合いません。そもそも一人だしね(笑)。

荷物を宿に預かってもらうことも多いので、利便性と機動性がいいことが一番大切なんです。

ということで、とりあえず港から出て、まず目の前にあったビジネスホテル風の『有川ビーチホテル浦』をあたってみることに。

ネットでは満室になっていますが、近くだからダメ元で直接聞きに行きました。

「一人なんですが、今日1泊できませんか?」(無理って言われても少し食い下がって、泊まれそうな別の宿を教えてもらうつもりだった)

「はい、いいですよ。1泊2食で8640円です」。

 

あっさりOK。

あれ???1軒目にして普通に泊まれましたけど??

じゃあ、ほかの満室の宿だって全然空いてるんじゃ…。。

とは思ったんですが、もう探すのが面倒だったのでここに泊めてもらうことにしました。普段ならめったに食事付きにもしないんですが、調べたら料理がおいしいという口コミがあったし(二度と泊まらないという口コミもあったけど(汗))、まあ、港の近くなんだから、新鮮なお刺身ぐらいは食べられるでしょう。

さっそく通してもらった部屋は6畳の和室に床の間、広縁と洗面付き。海と逆側のようで窓の外には夏の山。明るい日差しが差し込んで、かなり広々としています。バス、トイレは外にありますが、どこも掃除が行き届いていて気持ちがよかったです。

 

レンタサイクルで有川をひと巡り

宿に荷物を置き、やっと観光開始。まずは電動自転車を借りるため、港から徒歩3分ほどの「五島うどんの里」へ。

 

ここで名物「五島うどん」の紹介を。

五島うどんはひやむぎをもう少し太くしたような形状で、五島の特産品である椿油を塗って熟成させています。細麺ながら非常にコシが強く、ツルツルシコシコの食感が特長。讃岐うどん稲庭うどんと並んで日本三大うどんに数えられるという説も。

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茹でたてでも冷やしてもおいしい。

乾麺だからお土産に最適。200g前後で350~400円ぐらい

 

私はこの五島うどんが大好きで、どれぐらい好きかというと、25年前(!)に高校の修学旅行で初めて五島に来た時、夕食に出た五島うどんのおいしさに感激し、宿の人に製造先を聞いて修学旅行中にもかかわらず一人で買いに行き、それ以来ずっと自宅に取り寄せているほどなのです。ほんとにおいしいので、機会があればぜひ食べてみてください。

 

五島うどんの里」はうどん店と観光案内所&おみやげ店が併設されている施設で、レンタサイクルは3時間800円(1時間超えるごとに400円)。

サイクリングマップやおすすめコースも用意されていて、けっこう力を入れているようです。その時申し込んでいたのは私一人でしたが。というより店内に私しかいなかったです(笑)。

有名な教会はすべて遠そうだったので、とりあえず有川からもっとも近い鯛ノ浦教会を目指すことにしました。

 

 途中で出くわしたのは美しい海

鯛ノ浦教会までは4キロほどの道のり。しばらく走っていると『蛤浜海水浴場』という表示が見えてきたので行ってみることに。

 

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道すがら、突然屋根の上に仏様が出現。輪っかのあるところをみると薬師如来でしょうか。青空に映えますね。上五島といえども、キリスト教ばかりではないのです。

 

砂利道の細い路地を抜けると…

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いきなり絶景!!!

 

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白い砂!

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光によって色を変える遠浅の海!

 

突然視界が開けてこの光景が目の前に広がったので、思わず「おおっ!」と声を出してしまいました。実際の蛤浜は写真なんかとは比べ物にならない美しさです。

蛤浜海水浴場上五島の各港からバス停「蛤」下車、徒歩3分。

 

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海のすぐ近くにはおしゃれなゲストハウスも。

五島バックパッカーズ ぽれ/http://510backpackers.com/

 

旧鯛ノ浦教会を見学

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上五島に来て初めて見た教会は、新旧の建物に分かれていました。現在、ミサなどが行われているのは手前の白い新教会で、奥にある旧教会は資料や関連図書を展示しています。旧教会は1903年に建造され、1946年に鐘塔を増築。鐘塔には太平洋戦争で被爆した浦上天主堂のレンガが使われています。

 

五島の教会はすべて内部の撮影が禁止されていますが、旧教会だけは現役ではないからか、禁止されていなかった気がするので参考までに内部を紹介します。(もし禁止だったら即削除します)

 

五島の教会には、コウモリ傘をひろげたようなリブ・ヴォールト天井という建築法がよく用いられています。曲面によって空間が構成されており、非常に優美な印象の内観になっています。

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祭壇にはステンドグラス越しに光が差し込んでいました。

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踏絵。意外と小さかったです。お弁当箱より一回り小さいぐらいかな。

信仰のない私なら拷問が怖くてすぐに踏んでしまいそうですが、この小さな板にたくさんの人たちの葛藤や逡巡や涙が染み込んでいると思うと、身の引き締まる思いがしました。

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島ならではの貝を使った聖具が興味深かったです。

これらはほかの教会でもよく見ました。

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少女のように清廉で気品のあるマリア像。

これまで見たマリア像のなかでも特に美しく感じました。

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鯛ノ浦教会にはルルドもありました。

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湧き出る水を飲めば体の悪いところが治ると言われている、あのフランスのルルドと同じものだそうです。工事中なのか、残念ながら近くには行けないようにロープが張ってありました。

 

五島のキリシタンと教会については、先入観なしに現地で見たり聞いたりしたものだけで自分がどう感じるかを知りたかったので、事前に一切調べませんでした。島の方たちにお話を聞いたら、Wikipediaやガイドブックに載っている「情報」ではない、たくさんの事柄を知ることができました。また改めて紹介したいと思います。

 

鯛ノ浦教会を見終わってまだ時間があったので、今度は珍しいレンガ造りの山門を持つお寺を見に行くことに。

 

③へ続きます。