41歳独身女のドン底日記

彼氏なし友達なし定職なし、でも幸せになりたいのです。

「私が今死んでも」―翳りゆく部屋とTシャツと私

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これは昨日の朝の出来事で、前回のブログの翌日の話です。 

kiki4141.hatenablog.com

 

あの日、徹夜でヘロヘロだった私は、ブログの記事を書き終わるとタイトル通りすぐに寝ました。

42時間ぶりの睡眠。がっつり午前中いっぱいは眠る気満々でした。

なのに、なぜか早朝に目が覚めてしまいました。時計を見るとまだ5時間ちょっとしか経ってない。もう少し寝よう。ん?ん??

 

何か体がおかしい・・・。

 

え????

めちゃくちゃ胸が苦しい!

 息をするのがすごくつらい。何だ、コレ?!!!

 

寝起きで血圧も低く、酸素も足りていないせいなのか、横になっていても頭がくらくらしています。

今まで経験したことがない体の変化に軽くパニックに陥りながら、まっさきに頭に浮かんだのが心筋梗塞

というのも、私の親戚のうち、すでに亡くなっている6人の死因は脳溢血3人、くも膜下出血1人、心筋梗塞2人。もはや国民病とも言うべき癌を差し置いて、この死因の偏りはうちが完全に突然死の家系と言っているようなものです。

 

もし、このまま心臓が止まってしまったら、一人暮らしで会社勤めもしていない私はたぶんひと月近く発見されない可能性が高い。

それは困る。非常に困る。

どうしよう、救急車を呼んだほうがいいのかな。

でも、スマホはリビングに置きっぱなしで、今はベッドから起き上がれない。

そもそも、本当に心筋梗塞ならこんな逡巡する暇があるだろうか。

でも、どっちにしても普通の状態じゃないし、やっぱり電話したほうが・・・。

 

って、ダメじゃん、絶対!!!

救急車呼んだら、徹夜明けの、この地獄絵図のような部屋に救急隊員が入ってくるわけで、そして私は今、ものすごくボロボロのTシャツを着てしまっている!

このTシャツはさんざん着倒して薄く柔らかくなった生地がとても肌触りよくて捨てられないのだけれど、他人の目には単に貧乏で気の毒な姿に映るのは間違いない。 

ただでさえ胸が痛いのに、さらに恥ずかしさに胸を痛める羽目にしてどうする!

 

もういい、静かにしていよう。

もし私が今死んでも、とりあえず仕事は昨日片付けたし、世話をしなければならない人間も動物もいないし、直接的な損害を与えることはあんまりない。

まあ部屋のオーナーと発見者には迷惑をかけてしまうけど、それはもう仕方がない。

鬼のように散らかった部屋やみすぼらしいTシャツを見られたところで、死んだ身となっては恥ずかしさに悶えることもない、、、、。

 

と、、、。

 

ああ!あのキッチンの惨状を見られるのだけは死んでも嫌だ!!!!

 

40過ぎて独身で誰にも気づかれずに孤独死ってだけでも、こうはなりたくないと思われるのに十分なのに、その上「こんなにキッチンを汚くして平気な女だから、こういう最期を迎えるんだな」と軽蔑されるのは私がかわいそうすぎる!!!

 

かくして、私は這うようにしてキッチンまで行き、胸を押さえながら溜まった食器を洗い、排水管を掃除し、シンクを磨き・・・

あ、ついでに玄関に出しっぱなしの靴も片付けておこう、トイレもしばらく掃除してなかった、テレビのまわりもホコリだらけじゃないの。

気がついたら、胸の痛みも忘れてクイックルワイパーにシートを付けていました。

 

これはもちろん、最初から心筋梗塞などではなかったわけで、肋骨あたりが非常に痛かったので肋間神経痛か何かだったのだと思います。

でも、死後長時間経過した、ある意味一番みっともない姿をさらすことには諦めがついたのに、自堕落な生活は人に見られたくないというのは何なんでしょうか。

 

以前、伊集院光がラジオで、奥さんを楽にするためにダスキンの清掃サービスを頼んだら、ダスキンが来る前に奥さんが掃除をし始めて喧嘩になった話をしていました。

「わざわざお金を払ってプロに頼んでいるんだから無駄なことはやめろ」と言う伊集院に対して、奥さんは「掃除していないところを見られて主婦失格と思われたくないから、少しはキレイにしておきたい」と答えたそうです。その気持ち、わかるなあ。

 

これらを見栄っ張りの非合理的な行動ととるか、モラルの高さととるかは人それぞれですが、どちらにしても「アレを何とかしないと死んでも死にきれない」というものをあえて持っておくのも、ある意味健康法のひとつかもしれません。

ただし、何とかする前に本当に寿命が尽きてしまった場合の責任は負いかねますが。

 

 

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ところで、そういうことがあったので、昨日は、このブログにもたびたび登場する、私が以前気になっていた人と久しぶりに会いました。  

kiki4141.hatenablog.com kiki4141.hatenablog.com

 

おみやげのお礼を渡したいから店に来てほしいというメールを何度か受け取っていたものの、そんな気になれずに放置していたのですが、義理を欠くのはよくないなと思い直して行ってきました。

いやあ、気まずいのなんの。

ユーミンの名曲の歌詞になぞらえるのは畏れ多いですが、まさに「二人の言葉はあてもなくさまよう」状態。

好意を抱いていた時はあんなに話が弾んで、時間もあっという間に過ぎるようだったのに、興味を失った今ではまったくどうでもいい。にもかかわらず、表面上の友好関係はキープしておきたいから空疎な言葉ばかりが並んで、いたたまれない雰囲気に。他のお客さんが来て、帰るきっかけができた時は心底ホッとしました。

でも、帰りがけにお店の人が言った「また連絡します」という言葉をちょっと気にして、メールをチェックしてしまう自分もいるんですよね。。。

 

「また連絡する」と「いつか使う」は、ほぼしないと同じ意味だとわかっているのになあ。

 


Yumi Arai - 翳りゆく部屋 (1976) [Japanese Baroque Pop]