41歳独身女のドン底日記改め、40代わたしの幸せな日常(今日のところは)

彼氏なし友達なし定職なし、でも幸せになりたかったので婚カツしてスピード婚しました!

現実逃避中~婚カツ体験記 序~

昨日のブログをお読みいただいた人は私が「週明け締め切りの仕事をほっぽって川へ行き、痛い目にあった」ことをご存知かと思います。

kiki4141.hatenablog.com

 

そして今、まさしく週明け締め切りの仕事に絶賛追い込まれ中です。

本来ならブログを書く時間など1秒もないのです。しかし、人間は合理的で正しいことばかりできるわけではないのです。

つまり、テスト前に突然部屋を掃除し始めたり、ケーキを焼き始めるアレと同じです。あああ、今日中なんて間に合わないよう。もう嫌だああ。

 

川に行ったのは土曜日。だったら日曜日にも仕事できたのでは、と思う人もいるかもしれません。でも、今日から木曜まで夫は関東へ出張なのです。だから、夫は私に言ったのです。「出張前日の日曜の夜は家で好物の栗ご飯が食べたい」と。川に行く途中に寄った道の駅で売られていた山盛りの栗を胸に抱えて。曇りのない眼で。

普段は料理に関して「食べられるだけありがたい」とリクエストも文句もまったく言わない夫(立派だけど、なんか言い方複雑…)の言葉を、私も真摯に受け止めました。

で、日曜は昼からずーーーーっと栗を剥いていました。剥いても剝いても一向に減らない栗の山に何度心が折れかけたか。夕方、実家から戻った夫も加わり、2人で黙々と作業しづつけ、ようやくすべて剥き終わった時に気づきました。「全部剥く必要なかったんじゃね?」

たっぷり5合炊いてもゴロゴロ栗だらけのご飯を夫はどんぶり鉢に山盛り2杯食べ、今朝もでっかいおにぎりを嬉しそうに出張カバンにつめて出かけていきました。いい人だ。

 

妻が仕事で追い込まれて家事をしなくても何も言わず、週末は人がなるべくいないところを探して遊びに連れて行ってくれて、激増した妻の体重を咎めるどころか「毎日プール行っててよく頑張ってるね!」と褒めてさえくれる、私の家政夫ナギサさん並みの癒し力を発揮する夫。知り合ったのは去年の夏、婚活パーティーでした。

 

そもそも、41歳の誕生日に「1年以内に結婚する!」と決意して婚活をするも1か月ちょっとで挫折し、もう一生ひとりでもいいかなーと開き直ってクリスマス前にはニューヨークなんかに行っちゃってた私が婚活を再開したのは去年の初夏。夫と出会う2か月ほど前でした。 kiki4141.hatenablog.com

 

きっかけはニューヨーク旅行から帰ってきて参加した高校時代の部活の集まりで、私と同じく独身だった子がスピード婚したこと。女性は私含め2人しかいないのに(運動部系)、その2人だけが独身で、一方が結婚したと。わかりますか、この気遣われ地獄。誰も「で、〇〇のほうは?」と私に話を振らない。結婚した子も詳しい話をしない。

私がトイレに行ってる間にそういう話をしている感じなんだけど、戻った途端に「ところでさ、、」と話題を変えちゃう。地獄。

モヤモヤしたので、春の終わりにその子だけと会って結婚に至る話をストレートに聞いてみました。そしたら「実は婚活アプリで出会って結婚したから言うのが恥ずかしかった」と教えてくれたのです。即、その場で登録しました、私もそのアプリ。

で、なんとすぐにいい感じの人と知り合ったんです。東大大学院卒で京都在住の研究員。インテリ好きの私の好みにどんぴしゃ!(死語)

それから2か月近くデートを重ね、向こうもわりと好印象を持ってくれたらしく、もうすぐ来る私の誕生日は2人でロマンチックに過ごそうね(一晩中…?キャッ)なんて話も出たりして。

頭がいいのに偉ぶらず、仕事熱心で、穏やか。申し分ない人、私にはもったいなさすぎる人だったんですが、その、、、体形が。大台、超えてますよねというレベル。ベルトの意味がないお腹。そして、壊滅的に話が、やることが、思考が面白くない。。。

 

”結婚と恋愛は違う”。

婚活をしていて嫌になるほど目にしたフレーズです。婚活に「好き」という感情はいらないと実際に言われたこともあります。そう割り切ることもある意味必要なのでしょう。でも、あえて私は異を唱えたい。

婚活はあくまで出会いのきっかけ。結婚には絶対に「好き」が必要だ!!

 

ただ、これはあくまでも今だから言えることであって、当時の私は超インテリで収入も悪くない優良物件を前に、悶々と悩んでいました。

いい人だし嫌いじゃないけど1ミリもドキドキしたり好きという気持ちにならない、そんな状態で結婚へ進んでいくべきなのか。でも、私が贅沢言ってられる立場でないのは重々自覚している。むしろ相手は体形と面白みのなさゆえに今まで残っていたのであって、理由がはっきりしている分安心できると言えなくもない。

そんな時に、運命のメールが届いたのです。そこには「近所で婚活パーティー開催してんねんけど、女子が全然集まらんくて困ってるねん。参加費タダでいいから来てくれへん?」というような内容がもう少し丁寧な標準語で書かれていました。

いろんな人と会って選択肢を増やすのもいいかも。暇だし。タダだし。

ということでえっちらおっちら自転車こいで会場に行ったら、夫がちょこんと座っていたわけです。が、人懐っこくて優しそうだけどいろんな意味で軽そうなひょろひょろした男性が将来のダーリンになるとは、その時はもちろん知る由もありませんでした。

 

続きはまた。