41歳独身女のドン底日記改め、40代わたしの幸せな日常(今日のところは)

彼氏なし友達なし定職なし、でも幸せになりたかったので婚カツしてスピード婚しました!

いまさらながら自己紹介など、、

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先月末、あまりにひどい誕生日を迎え、「このままでは本気でヤバイ!」と心の底から思って、生きていくよすがで始めたこのブログももうすぐ1ヶ月。

 

学生でも会社員でも主婦でもなく、といって療養中でも不労所得者でもない、社会のカテゴリから外れたままひとりで暮らす中年女の日記を読んでくださって、ありがとうございます。

思った以上にたくさんの人に興味を持っていただき、とても嬉しいです。

 

じゃあ、お前は一体何者なんだと言われそうですが、私は物を書いて何とか一人分の食い扶持を稼いでいます。

今まで、仕事以外では一文字も書きたくないと思って、各種snsはもちろん、メールやLINEさえもなるべく遠ざけてきたんですが、このブログを始めて、久しぶりに書くことの楽しさを思い出しました。

これからも、毎日更新とはいかないまでも、できる限り日々のあぶく事を書いていきますので、暇な時によければ覗いてみてください(*´ω`*)

 

今日の夜から明日にかけて大阪は台風が直撃しそうなので、もう通過したっぽい九州に行こうと夕方決めて、今、向かっています。

また、旅の様子なども追々お伝えできれば。

テーマは「長崎五島列島 隠れキリシタンと教会の謎」。たぶん下方修正しますが(笑)。

まずは、明日フェリーが無事に出航しますように。。。

 

最高かよ!!『カメラを止めるな!』(ネタバレなし)

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二重、三重に張り巡らされた伏線がハンパない!

イデア次第で映画はここまで面白くなる!

超低予算でつくられた、キャスト全員ほぼ無名、というこの作品が面白いと話題になってからもうけっこう経ちました。

確か、指原莉乃が絶賛して一気に注目されたんだっけ。

間違いなく今年一番アツい映画といってもいい人気ぶりで、お盆中も近所の映画館は連日満員。ようやく、昨日レイトショーで観てきました。

 

いやあ、めちゃくちゃ面白かったーー!!!

 

映画の内容上、何も情報を入れずに見たほうが絶対にいいので、私も詳しくは書きませんが、伏線を回収していくミステリーが好きなタイプの人にはものっすごくオススメです。私は内田けんじ監督の2作も大好きなんですが、同種だと思います。 

運命じゃない人 [DVD]

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観ようかなーと思っている人は、ぜひ映画館へ急いで!きっと後悔させません。

 

婚活サイト④ Dさんのその後の顛末

で、前々回の記事で書いた、婚活サイト④Dさんと約束した映画というのが、この『カメラを止めるな』だったわけです。

kiki4141.hatenablog.com

未だにシネコンのオンライン予約をマスターしていないアナログ人間の私にとって、会話中にさくっとスマホで、スクリーンど真ん中の席を取るDさんはマジ神!!レベル。5割増しでカッコよく見えました。一瞬だったけど。

 

映画は22時スタートなので、その前に軽く食事をするんだろうと当たり前のように思っていましたが、Dさんは「チケット代は後でいいです。映画館に15分前ぐらいに集合しましょう」。

私は、自分がいつの間にかステレオタイプの大人になっていたことを思い知って恥じました。映画を観に行くのが目的なんだから、映画館集合で正しいのです。

 

でもね、

だったら遅れてくんじゃねえよ!

毎日定時上がりで、夜はジムだけなのに、22時の上映に間に合わないってどういうことだよ。

あ、Dさんがどういう人かは、お手数ですが上の記事をお読みください。

 

ヤキモキしながら待つこと数10分。もう本気で、私だけチケットその場で買って入ろうかと思った矢先に「お疲れ様です」と言いながらDさん登場。その後、別に謝るでもなく、「ギリギリになっちゃいましたね」と他人事のようにつぶやいていました。

遅れた理由は聞かなかったです。聞いたらもっと腹立ちそうだったんで。

 

まあ、日曜日のランチの時点ですでに、相当変な人とは思っていましたが、決定的になったのは席についてから。

「うわあ、この時間なのにけっこう観に来る人いるんすねー」と驚きながら、前の席に普通に自分の荷物を置くDさん。どうみてもトイレか何かでちょっと席を空けているだけっぽいよ、そこ。ていうか、自分の隣の空いてる席ならまだしも、前の席に荷物置く?

案の定、トイレから戻った人に「あの!」と半ギレされて、「ああ、人いたんすね」と照れくさそうに笑っていました。

 

どうも、Dさんはこの映画を完全にバカにしてたみたいなんですね。出てる役者も全然知らないし、制作費も少ないし、評判いいとはいえ観に来る人なんてそんなにいないだろうって。

「これは…、事故物件の可能性、大!」と心の中でプラカードが出たところで本編スタート。

 

映画は最初に書いたように、大大満足!

観終わった後は、待ってた時のイライラはどこへやら、すっかり上機嫌モードで立て替えてもらっていたチケット代1300円をお支払い。が、小銭の細かいのがなかったので1500円を渡したら

「多めにもらっちゃってすみませんー」

 

はああああ???

いや、お釣り返せよ。

 

そういうセリフはね、「あ、お釣り…」「いい、いい、それでとっといて」というやり取りをした後なの。ね。それは決まりごとなんだよ、一般社会の。

自分で勝手に一段階すっ飛ばしてんじゃねえ!

 

割り勘はわかるけど、なぜ、

私が多めに払うのが当然と思ってんの?

そもそもそっちが誘ってきたんですけど? 

 

ただ、まあDさんがチケット予約してくれたおかげで観れたのは事実だし、たかだか小銭程度で嫌なこと言いたくないし、映画も超面白かったし、もうよしとしよう。

金額ではなく気持ちの問題ということは自分でもわかっていましたが、無理やり納得させました。

 

そして、Dさんは映画館の出口で「おやすみなさい。自分、歩きなんで」と挨拶してスタスタ帰っていきました。

もう、この人に何か期待していたわけでもないし、早く別れたかったので別にいいんですが、この扱いにはなにか、こう、釈然としないものを感じてしまいました。

私が20代超絶イケメンを逆ナンして頼み込んで映画につきあってもらったならともかく、Dさんは婚活サイトで知り合って向こうから映画に誘ってきた38才のオッサンであり、ジャイアン&品川なルックスなわけですよ。

何で、彼だけそんなに高いところにのぼってるんだ???

 

ひとつ思い当たるのは、婚活サイトのいいね数です。

私は3つのサイトに登録しています。いいね数は最初こそどれも月平均120という中の下レベルでしたが、うち2つは1ヶ月で更新されていくのでどんどん数が減っていき、現在は40~50ぐらい。一方、残ったサイトは累積なので250近くになっています。

Dさんとは更新されているサイトで知り合ったので、私は「いいね数50弱の女」なんですね、Dさんにとっては。

同性の登録者は見れませんが、きっと200超えの女性もザラにいるんでしょう(他の人のブログ見たらその人は1000超えなんだって。すごーい!)。

つまり、映画と同じ原理です。いいね数が少ないんだから大したことがないんだろう、という。現に私がもうひとつのサイトで250いいねだと言うとすごくびっくりしていました。

 

何かを判断する際に、主体的ではなく相対的な評価を基準にする人が今まで周りにあまりいなかったので、Dさんの態度は軽くショックでした。でも婚活ではそう珍しくもないのかもなーと思ったら、この先が急に不安に。。。。

 

 

なんか、もう、映画の面白さとDさんのことで興奮が収まらず、頭冷やすために地下鉄2駅分歩いて帰りました。ええ、もちろん何も起きません。日本は安全だし、私は41の非モテドン底女ですから。

  

ということで"心は20代超絶イケメン”Dさんシリーズはこれにて終~了~

 ご愛読ありがとうございました。

 

少々暗雲立ちこめてきたようですが、婚活の冒険はまだまだ続きます!

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さらなる次回作にご期待ください!(笑)

きのうのできごと②

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<前回からの続き>

ジャイアン品川ことDさんの"イケメン振る舞い”に振り回されて、私のライフは限りなくゼロに近づいていたものの、Fさんとの約束の時間が迫っていたのでそのまま待ち合わせ場所へ。

 

婚活サイト⑥ Fさん(デザイナー)と会ってきた

フリーランスのデザイナー。クリエイターっぽい尖った感じは皆無。穏やかで平和なやり取りが続く(多少退屈…?)。三四郎の相田(小宮じゃない方)を、もう少し老けさせて目をやや細く垂れ目にしたような風貌。7才年上。未婚。

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この写真にとても雰囲気が似てます。いいとこの坊っちゃん風といえば伝わるでしょうか。当日のFさんは相田みたいなスーツじゃなくて、青いシャツとチノパンに黄色の斜めがけバッグ。さすがデザイナーらしい、キレイな色使いでした。

 

一方、その日の私はいつにもましてひどい状態。

昼からずっと外にいたのと調子に乗ってけっこうお酒飲んだせいで顔は火照ってるわ、毛穴は開きっぱなしだわ、化粧直しなんて焼け石に水。いったん帰って着替えるつもりだったから、服装も首元ダルダルのTシャツをはじめ、超普段着。(そんな格好でDさんと会ったのはいいのか、という指摘は置いておいて)

もう恥ずかしすぎてまったく目を合わせられず、ごはん屋さんでとりあえずビール飲んで一息ついてから、ようやくFさんの顔をちゃんと見ました。

 

うん、まあプロフィール写真よりは老けてるよね。実年齢よりは若いかな。

少し気弱だけど優しいお父さんって役柄が小日向文世の次に似合いそうだな、と思いながら、また例のごとく音楽だの本だのの話をしようとしたら、いきなり

「彼氏とはいつ別れたんですか」とニコニコ穏やかなまま聞かれました。

 

え?

 

ああ、そういえば、そういうこと話す場でしたね、婚活って。

まったく忘れてました。

 

そこからは、5年も前の私の黒歴史をさらけ出さざるを得なくなり、、、

Fさんもまた、付き合っている人がいたのに偶然出会った同級生と2股した末にそっちに乗り換え、3年付き合ったけど結婚を迫られて別れたという、…、まあまあクズなんじゃ?という内容の話をごく穏やかに話し出し、、、。

「それは、かなり罪なことしましたね~」と軽い笑いで流そうとした私に一言、

だって、かわいくなくなったから」。

そして相変わらず笑顔のまま、「キキさんはかわいいね」。

 

いや、私だってね、実り少ない年月とはいえ41ですから、ほろ酔いで発動されるこの手の戯言にも「あら、嬉しい。じゃあ結婚してくれます?」ぐらいは軽くいなせますよ、普段ならね。

だけど、誰がどう見てもかわいいわけがないドロドロの女に向かって言い放たれた言葉には完全に虚を突かれ、切り返すどころか「この人、怖っ!!」と本気で思ってしまいました。 

このまま、この流れになってはヤバイ。愚にもつかない与太話でゲラゲラ笑っていた時間よ、カムバック!婚活としては間違っていようとも。

 

ということで、その後は必死でくだらない話をする私と、恋バナに戻そうとするFさんの攻防が繰り広げられる、不毛な展開に。

Fさんの巧妙な誘導に抗うべく、"自分は鼻毛が伸びるのが早くてよく出ているので、会話中も、つい鼻毛のことが気になってしまうのだ”、と女性としてはあるまじき捨て身の告白までしてようやくFさんを諦めさせ、鼻毛の処理として最適なのはハサミ、毛抜き、鼻毛カッターのどれだろうかという話題を勝ち取りました。

 

、、、私はいったい何をやってるんだろう。

決して不真面目ではなく、本気で来年の夏までに結婚したいと思ってるんですが。

 

Fさんの名誉のために言っておくと、恋バナといっても露骨な口説きやエロ話、ましてやタッチなどは一切なく、あくまで紳士的でした。

 デザイナーだけあって、本来は私なんかよりずっと音楽やアートに詳しいし、お好きでもあるので、もう2、3軒目にはすっかりカルチャー話オンリーに。

で、あれやこれやと楽しく話して、帰り道。

サマソニでノエルは一体どんな曲をやったのかという、翌日にはすべてわかる予想に熱中している途中で、ふいに「やっぱりかわいいなあ」といたずらっぽく笑って、固まっている私を横目にFさんはさっそうとタクシーに乗り込んでいきました。

 

すっかりからかわれたわけですね。

アラフィフの老練さ、恐るべし。

 

きのうのできごと①


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そう言われましても、当方思い当たるふしがございません。

 

 

昨日、突然思い立って、婚活サイト④Dさんと、婚活サイト⑥Fさんに会ってきました。

ちなみに金曜日に会うはずだった婚活サイト③Cさん<ソロキャンプ&浮き輪浮き男子>は、前日私が徹夜で仕事してたため(怠けてた罰)、キャンセルになりました。前にも延期してもらっていたので、さすがに2回目は悪いかなと思って「徹夜明けでちょっと疲れた顔してますが、大目に見てもらえれば(*_*)」と行く気マンマンで伝えたら「いや、いいです」とあっさり断られました。ダッセエ、私(笑)。

 

婚活サイト④ Dさん(ゲームクリエイター)に会ってきた

 フィギュアと世界遺産や有名建造物を一緒に撮影した写真をアップする、オタク系マッチョ男子。顔は日テレ『月曜から夜ふかし』の元AD"やさしいジャイアン”で、髪型とヒゲは一時期の品川みたいな感じ。3つ年下。

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 うわ、超似てる。髪の色とか、黒ジャケットとか。

 

まず、メッセージの段階でやたらと「~してはる」を多用するのが気になりました。「~してはる」っていうのは「~してる」の京都弁にすぎないんですが、大阪人はこれを敬語だと思ってるんですね。

まあ、私も使わないことはないですが、文中に3こも4こも入っているのは正直イラッとしました。で、『「~はる」ってすごくよく使ってますけど、京都出身なんですか?』となかなか嫌味っぽく聞いてみたら、しれっと「京都とは全然関係ないですが、響きが失礼じゃない関西弁なんで使わせてもらってます」と返答されて、「、、、ああ、そう。」ってなりました。多すぎてわりと失礼な感じになってるけど?

 

でも、レスポンスはいいし、細かい話もよく拾ってくれるし、何より職業と旅行に興味があったのでやり取りを続けていました。

Dさんは通天閣近くに住んでるので、じゃあ串カツ食べに行こうって話もすぐまとまったんですが、すごく忙しいらしく会う日が決まらない。まあゲーム業界だもんね、仕方なし、と思っていたら、

毎日残業ナシで土日休み。

忙しいのはトレーニング、と判明。

 

じゃあ「今週が山場なんです」ってどういう意味だよ、

筋肉の仕上がりがピークってこと?

 

腹立つ気持ちもあったんですが、ちょっと面白くなってきて、どんな人か見てみたくなりました。日曜日のお昼前に「今日ならお話できますよ」と、無自覚だけど超上から目線のメッセージが来たのを幸い、「じゃあ、これからランチしましょう」と誘ってみました。Dさんの住むエリア近くに用事があったので、ついでにどうかなと思って。

 

思いっきり引かれました。(*ノω・*)テヘ

 

 

 「今からですか?!まあ、いいですけど…」「こんなことする人初めてなんで戸惑っています。お手柔らかにお願いします」と立て続けにメッセージがきました。

もうこの時点で行く気なくなったんで「いくら何でも突然すぎですよね、すみません。また今度で(^^)」と返したんですが、「いや、大丈夫です。ランチだけでいいんですよね」と、変な負けん気スイッチを入れてしまったらしく。

 

で、会ってみたら、まんまジャイアン&品川でした。

 

ふらっと歩いて行き当たりばったりに入ったのは大衆居酒屋(ガラガラってガラスの引き戸開けて、ショーケースから小鉢を好き勝手に取るみたいなスタイル)。

しょっぱなから「今日って1時間ぐらいで終わりますよね?」って念押しされて、私のテンションは完全にロー。私も人のことは言えないけど、君だってジャイアン&品川だよ?なぜそんなにイケメン枠の振る舞いを?

しかし、そんなどんよりした空気を一変させたのが、その店の料理。もう出てくる品が全部ウマい!!!

 

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写ってないけど、「カンパチのなめろう」が日本酒と合いすぎて困りました!!

 

「ん~~~~~っ!!!(アイコンタクト)」的な感じで、お互いすっかり気をよくし、昼間からビールと日本酒飲んで、フィギュアと料理を一緒に撮影するのもわりと盛り上がり、気づいたらあさって映画見に行く約束をしていました。

だって、観たい映画の話したら、さくっとスマホで調べて「レイトショーなら席とれそうだけど、あさってでもいい?」って言われたんだもの。ほんとうに振る舞いだけはイケメンだなあ、君は。

ていうか、もう3時間近くたってるけど、帰らなくていいのかい?

 

あ、もちろん、映画のチケットも割り勘だし、映画館に直行直帰ですよ。

あと、「今度、友達連れてきていいっすか。俺に音楽教えたヤツで、一緒に話したいって言うと思うんで」って言われました。

 

何で君の友達と会わにゃならんのだ?

 

まあ、こういう婚活もある、、、わけないわ!

 恋愛対象としてはナシだけど、話の合いそうな友達と一緒に飲むだけならいいぜ、ただし割り勘でな、、ってことでしょう?

どういう立ち位置だよ。

 

忸怩たる思いを抱えつつ、引いたおみくじが冒頭の写真です。

 

夕方には婚活サイト⑥Fさんの約束がありましたが、もう私のライフはほぼゼロ。

 

続く、、、

のかなあ。 

切り取られた声の謎について

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私の住んでいるアパートは壁がやけに厚くて、隣の生活音がほとんど聞こえない。

ベッドに寝そべって本や漫画を読んでいると、もしかしたら世界はすでに終わっていて、今、この時間は残像なのではないかと思ってしまうほどにしんと静まり返っている。

しかし、リビングのドアを開けると一転、外の廊下の音がものすごくよく聞こえる。

小さな咳払い程度であっても。

 

で、今朝、風を通したくて窓とリビングのドアを開けておいたら、

いきなり

「行ったらあかん!行ったらあかん!行ったらあかんてぇぇぇぇぇ~」

という、中年女性の悲痛な叫び声と

「諦めいっ!!」と一喝する中年男性の声が。

その後、短くすすり泣く声がして、また何事もなかったかのように静寂。

 

 

…。

え?

何?どういう状況???

 

これってたぶん、アパートのどこかの家の玄関先で、中年女性が出ていく誰かを引き留めようとして、中年男性が諌めているんですよね。そして中年女性の願い虚しく、誰かは出ていってしまい、別れを嘆くすすり泣きは、玄関の扉が閉まると同時に家の中へ消えていったと。

普通に考えたら中年男女は夫婦で、出ていった人物は子どもかな。

でも、何がおかしいって、これだけ声ははっきり聞こえているのに、出ていったであろう誰かの足音が一切聞こえない。こっちは耳をダンボにしていたにもかかわらず。

 これ、怖くない??

 

「諦めい!!」っていうやや時代劇チックなセリフから察するに、今まで散々母親は反対し続けていて、でも子供の決心は揺るがず母を押し切って出ていこうとし、なおもすがる母親を父親が見かねて止めたという情景が浮かんでくるけど、それならなおさら、強い意志に満ちた足音が聞こえるはずで、キャリーバッグとかスーツケースがガラガラ鳴ったっておかしくない。

 

なのに、無音。

 

 ・・・・・。

 

 

これと似た話を、中島らもの短編で読んだ気がする。

人体模型の夜 (集英社文庫)

人体模型の夜 (集英社文庫)

 

主人公は盗聴癖のある男。引っ越したてのアパートでさっそく隣の部屋を盗聴すると、壁越しに聞こえてきたのは女性の優しい話し声。横にいる恋人か旦那と話しているらしい。しかし、不思議なことにいつも聞こえるのは女性の声だけ。膨らんでくる疑念と好奇心。さらに会話の内容も次第に不穏になってきて…、(耳飢え)

 

盗聴する時に、底の厚いウイスキーグラスを壁につけて糸電話みたいにすると音がクリアに聞こえるって描写がリアルなのにちょっとかっこよくて、印象に残っていた話。

まさか読んでから20年以上経って、自分の身に同じようなことが起きるとは。

 

ちなみにうちの両隣は、違法で民泊やってる中国人(でもうるさくないから別にOK)と、朝の3時に帰ってきて爆音で音楽かける北新地のバーテンダー(いくら壁が厚くてもあんなバカでかい音と振動はさすがに伝わるわ、脳筋野郎!)なので、ウイスキーグラスを試すつもりはありません。

 

 それにしても、今朝のはほんとに何だったんだろう、、、

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イケメンといえども、裸は案外早く見飽きる

お盆明けに提出しなければならない仕事を、休み中にやればいいわーとタカをくくって昼夜逆転でだらだらし倒し、今、リアルに夏休み終了前状態になっているキキです。学生の気持ちが一番わかる41才。

 

ブログなんて書いている暇あったら仕事しろというお叱りはごもっともですが、今はもう遅刻しすぎてしっかり寝直す心境です。

「……だめね、人間も、ああなっては、もう駄目ね」(人間失格

人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ」(ヴィヨンの妻

太宰先生のアメとムチ。読書感想文なら何とかなりそうなんだけどなあ(涙)。
 
 
つらい現実から逃れたいのですが、今は禁酒中…。
 酒がダメなら色だということで、若いメンズの裸体に癒やされてみました。
キャッ(*´ω`*) なんてね。
前回言ってた、「陸海空 地球征服するなんて イケメンマネーアース」の紹介です。
 相当インパクト強い絵面ですね。パンツ一丁と同じなのに。
 

「イケメンマネーアース」とは

テレ朝『陸海空 地球征服するなんて』の一企画。売れない芸人や役者など5人の若者が1週間、賞金200万円を賭けてバヌアツ共和国のジャングルでサバイバル生活を送るというもの。5人が過ごす村は今も原始の暮らしを守り、男子はナンバスというペニスケースのみ着用するのが決まり。文字通り体を張った過酷なロケ企画らしい内容で、かなり面白そうだったのに本編ではたった1回の放送で終了。えっ?ちょっと潔すぎない??と思っていたら、どうも地上波NGになったみたい(?)で、ひっそりAmebaTVで全10回の放送がスタートしていました。
 現在第2回まで放映され、最新回が無料視聴できます。第3回は19日日曜日の21~22時。
 

「イケメンマネーアース」の見どころ

初回はルール説明だの自己紹介だの、お決まりの流れなので別に見てなくても全然ついていけます。2回めから、抜け駆けと嫉妬が渦巻いてきてちょっと動きが出てきました。
というのも、この企画、賞金200万円をもらえるのは1人だけ。当然、激しいライバル合戦が繰り広げられるのです。文明を拒否する原始の村での暮らしぶりはもちろん、極限状態の中で浮き彫りになる人間模様も要注目です。
 

「イケメンマネーアース」の出演者

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(右から) f:id:kiki4141:20180816121259j:plain
・吉村卓也(28才)/お笑い芸人(伊村製作所)
筋トレが趣味だけあって筋肉バキバキ。役者でも十分通用するルックスで、芸人らしく口が達者。潔癖症でかなり文句が多いが、本編ではハチの巣に直に手を突っ込んで激痛に耐えながら蜜を取るという根性と負けず嫌いさを見せる。
小澤亮太(30才)/役者(海賊戦隊ゴーカイジャーのレッド役)
「以前、週刊誌に撮られて周りの人に迷惑をかけたので恩返しをしたい」というのが出演理由。調べたら、隠し子発覚で破局した、しょこたんの元彼。それ以降TV出演が激減したみたい。寡黙でコツコツ頑張るタイプ。ナタを刀のように操る様は惚れ惚れするほどかっこよし。
・松代大介(28才)/役者
出演理由は「バツイチ子持ちなのに、今まで養育費を払っていないので賞金獲って払いたい」という、クズっぷりを発揮。自他ともに認める腰ぎんちゃくタイプでお調子者だが、何でも率先して行動するなど積極性がある。
 ・庄野崎謙(31才)/役者(「俺の空 刑事篇」主演)
今のところ、目立てていない。火物いわく「残念な子」。のほほんとしていて天然っぽいが、不満を持たずに言われたことに取り組めるタイプで協調性がある。
 ・火物太一(36才)/お笑い芸人(松下ひもの)
コミックリリーフ的存在。飄々としていて、立ち位置も言うことも大泉洋っぽさ満載(見た目?)。5人の中で、村の人から一番愛されている(親近感?)。地面に草を敷いただけの野外でも熟睡できるなど、少しナスDを彷彿とさせるたくましさがあって、私も一番気に入っている人物。
 
 ****
回を重ねるごとに「人間やっぱり顔だけじゃダメだな」と「やっぱり顔がいいのは正義だな」の間を気持ちが行ったり来たりします。
最初はさっぱりきれいだったイケメンたちが、どんどん髪の毛ボサボサ&無精髭で薄汚れていくほうが裸よりずっとセクシーだったり。私の趣味趣向の問題ですが(^_^;)
お約束の成長ストーリー(何もできなかった都会の若者がどんどん野性味を身につけて生き生きしだす、的な)も定番ながら面白い。
興味があれば、ぜひご一緒にいかが。
 
地上波NGはビジュアル的な問題?まあ、無理かもね(笑)。

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私のヒーロー

去年のゴールデンウィーク、TVに映し出された衝撃的な姿を私は忘れません。

ナスD。

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ご存知の方も多いでしょうが、ナスDこと、テレ朝『陸海空 地球征服するなんて』の人気企画「部族アース」の担当ディレクター、友寄隆英さん。出演タレントであるU字工事とともにアマゾンの少数民族の村に滞在してレポートするんですが、超人的な体力と好奇心とコミュ力で番組を完全に掌握しました。あと、食レポが絶妙にうまい。歌もうまい。

 

この人の破天荒ぶりは一躍有名になったので詳しくは書きませんが、ジャングルの泥水ガブ飲みするわ、巨大カタツムリを生でかじるわ、釣った川魚をその場で踊り食うわ、現地の人も引きまくるレベルで体当たり取材を敢行。その結果、主役のU字工事がほとんど映らないという事態を引き起こします。

(地味にすごいのはナスDがジャングルで虫除けを一切使わないこと。ポリシーらしいけど生魚食べるより命知らずだと思う。でも、最初は当然、虫に刺されまくって放送禁止レベルで肌がえらいことになっていたのが、日を追うごとに全然刺されなくなっていた。人間の適応力ってすごすぎる…)

 

で、この有様。

ウィトという、アマゾンの部族が入れ墨をするときに染料として使う果実を、美容にいいと騙されて全身に塗りたくり、リアルアバターへと変貌しました。全然落ちない。体が紫色になったからナスD。

今どきTV見てこんな驚くことある?っていうぐらい、びっくりしました。

 

その後もこの番組は、森で狩られてすぐに丸焼きにされる猿だの、”部族らしさ”を演出するために上半身裸になりおっぱいモロ出しで踊る観光部族の女性だの、3日間不眠不休で働いたあげくアルコール度数50度の現地酒を一気に2瓶ラッパ飲みして「こいつはバケモノだ…」と現地の人を感服させた末に気絶したナスDだの、衝撃映像をいろいろ放映してくれましたが、一番「普通じゃないな」と思ったのはナスDが現地で買った7枚の泥染めを視聴者プレゼントにしたら4000通の応募があり、申し訳ないから応募者全員にあげようとなったこと。4000枚の泥染め調達…。さらに第2弾の視聴者プレゼントでは2万通の応募が殺到。もちろん全員当選。ここまでくると輸入業者ですね。

 

その2万人プレゼント、1年近く経って昨日やっと届いたってツイートしている人が多かったので、そういえばと思い出した次第です。

 

ナスDはアマゾン取材の最後の村で、漂白剤の原液に直接顔を突っ込んでぞうきんで力いっぱいこする(!!)という、これまた常人では耐えられない方法で見事白さを取り戻し、本来のプロデューサー業に専念するためTV出演引退宣言をしました。しかし、一度ナスDを知ってしまった我々視聴者は、もうナスDなしでは満足できなくなってしまい、部族アースは第2章へ。いまのところ、その旅の様子は途中までしか放送されていませんが、プレゼント同様忘れたころに完結編が届くのを楽しみにしたいと思います。

 

アマゾン大冒険の様子はYouTubeの公式チャンネルにアップされているので、興味がある人は見てみてください。


【#8】ジャングルの密集船に潜入3日目 部族多発地帯に突入編/Infiltrate into a local jungle boat “Entry into the Tribal Area”

 

あ、しまった。

ほんとは、今AbemaTVでやっている「陸海空 地球征服するなんて イケメンマネーアース」の話をしたいと思ったんだった。

 

続きはまた。